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インスリン薬剤指導

インスリン薬剤指導についての勉強会をしました。 勉強資料はホームページに後日掲載します。

超即効型、即効型、混合型、中間型、時効型などの使い分けは今回は触れませんでした。 その代わり、製剤見本を多数用いた勉強会です。

薬剤指導 いくつか覚えていることを箇条書きします。 1. 薬剤指導では針を斜めにつけてしまう人が多い(下図)そうで、まっすぐつけるように注意しましょう。

2. 毎回空打ちを2単位。(なおPTH製剤では空打ちしない。GLP-1製剤は製剤によって異なるようです)。  これは匂いがついているので目が不自由の人でもわかる。  勉強会では密室で一斉に大量の空打ちをしたので凄い匂いになりました。 3. お腹ならお腹、腕なら腕と場所は変えずに、その中で毎回2-3㎝づつずらして打つ。お腹に打ってみましたが痛みは全くありませんでした。 4. 混合型はビーズが入っており、ビーズで攪拌するためにゆっくりと振ります。早く降っては攪拌しません。白濁したらOKです(下図)。

5. 注入時には注入ボタンを押し切ってから10秒間待ってから、ボタンを押したまま(逆流しないように)針を抜きます。  ランタスなどのソロスターは注入ボタンがやや重く、注入時間が10秒と長いです。  ミリオペンはやや軽く5秒です。でも製剤毎に説明するとややこしいので当院では10秒で統一です。  フレックスペンは6秒ですが、改良型のフレックスタッチはボタンの軽さが最も軽かったです。  フレックスタッチはボタンを押し切った時にカチッと音がしてくれます。使いやすそうです。

カートリッジ製剤 普段あまり見ないカートリッジ製剤も多数あることを知りました。

病院から装置を貸し出し、カートリッジだけ購入頂きますが、ヒューマログならプレフィルド製剤で1900円程度のところ、カートリッジ製剤では1600円と安く済むそうです。 残念ながら当院では採用がありませんが、見た目が薬とすぐには分からないオシャレなスタイルで仕事をバリバリこなす社長さんなどに人気があるとか。自分がインスリン依存になったらこれにします。

補助具について イノレットはもともと見やすいのでよいですが、それ以外の製剤には拡大鏡を付けることができます。

また滑り止めも各製剤にあります。

イノレットは手指が不自由な方が使いやすく、注入も壁に押し当てて行うなどできますが、そういった手指不自由な方にも安全に使えるように、記定量以上セットできない「トマレット」や厚みを増して握りやすい「カタレット」という補助具があります。

ペンニードルを外すためのリムーバーもあります。確かに力がなくてもはずせました。

実践的な勉強会で良かったです。

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