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とある後期研修医

丸太町病院研修したワケとは?

 

 

私が丸太町病院に来た理由

 

初期研修医2年目の頃、私は次の行き先に迷っていました。 救急医に憧れ、ERで名を馳せる有名病院で研修生活を送っていた私にとって、そのまま病院に残るのも一手でした。ただERという場で過ごす中で、「結局、あの人はどうなっただろう?診断はついたのだろうか?」というわだかまりを何度も感じていました。経験を積むほど、救急だけでは診断がつかない患者さんがとても多いこともわかってきました。

そんな思いを抱えていた自分は、「後期研修先は自分で入院も診られて、自分の診断に責任を持てる病院が良い」と研修先を探しました。実際大病院を中心に見学させていただき、中にはとても魅力的な病院もありました。

そんな折、丸太町病院のことを耳にしました。“小さいけれど、診断に力を入れている”らしい。部長の上田先生は、講演会とかで名前は聞いたことはある。ただ、病院自体は確かに小さいし、正直候補には入れていませんでした。見学の日、改築したばかりとあって綺麗だな、というのが第一印象。一通り見学を終えた後、上田先生から研修の説明を聞きました。

 

「うちは小さいけれど、他に負けないくらい診断にはとにかくこだわってる」

 

この言葉を聞き、そして実際見学させていただき、私はこの病院で働きたい、と決意しました。回診や夕方のカンファレンスでは、患者さんの病歴や所見の細部にまでこだわっている姿が伝わってきたからです。自分の理想像と共鳴したような感覚だったのを今でも覚えています。

それから2年、上田先生始め指導医の先生方、優秀な同期・後輩たちに囲まれて少しずつ成長を実感しています。丸太町の研修はまるで部活のような雰囲気で、いつも医局は笑いが絶えないし、若手もベテランも垣根が全くありません。ただ本当に、想像していたよりもはるかに診断にはこだわる。それだけじゃなく、分からないこと・知らないことに向き合うための謙虚さや、真摯さを教えてもらっていると思います。専門科が少ない割に患者さんの受け入れ制限は設けていないので、自分の目の前には日々知らない病気、知らない症状の患者さんが現れます。診断がその場で分からないことも日常茶飯事です。でも、丸太町病院ならなんとかなる。そう思えることに、とても誇りを感じています。

ぜひ、見学に来て、あなたの将来を一緒に考えさせてください! 必ず、期待に胸が膨らんで心がドキドキするはずです。 会える日をお待ちしています!

 

PGY 5 K.T.

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