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BPPV

 
後半規管型BPPVと水平半規管型BPPVの診断と治療(浮遊耳石置換法)について(もともとインターネット解説用に撮影したものではないため、音声での説明はほとんどなく、分かりにくい方は成書も参照下さい)。
前半器官型BPPV、central PPV (malignant PPV)、メニエール病に伴う頭位性めまいについてはここでは割愛しています(これらの説明等については病院内の総合診療DATA-BANK内に解説スライドや動画データがあります)。

Dix Hallpike試験

後半規管型BPPVの診断。横45度向いて後ろに倒れ、頸部を後屈させ、数秒の潜時に遅れて出現する回旋性眼振を確認。ベッドの淵を利用して頸部後屈させてもよいが、枕を利用すると簡単に頸部後屈ができます。

Epley法

後半規管型BPPVの治療。右Dix Hallpikeで誘発される右後半規管型BPPVの場合。横向いて倒れて眼振誘発。逆向いて、ぐるっと回って、起き上がる。各手技は30秒もしくはめまいが消失するまで時間をあけること。

Dix-Hallpike法+Epley法

後半規管型BPPVの診断と治療の流れ。ダイジェスト版なので実際には各手順の間に時間をとること。実際にはEpley後には再度Dix-Hallpike法を行いめまい・眼振が消失することを確認します。

 

Supine roll試験

水平半規管型BPPVの診断。常に地面向きの眼振が出現する向地性眼振タイプ(多いタイプ)と、天井側を向く背地性眼振タイプとに分けられます。

 

Supine roll試験+Gufoni法(背地性)

水平半規管型BPPVの診断。Spine roll試験で眼振が強い向き=坐位前屈30°の時の眼振の向きに対して、逆向いて、眼振のでる天井向きへぐるっと回って、起き上がる。これで向地性の水平半器官型に移行できます。

Supine roll試験+Gufoni法(向地性)

水平半器官型BPPV(向地性)の診断・治療。Spine roll試験で眼振が強い向き=坐位前屈30°の時の眼振の向きに対して、逆向いて、眼振のでる地面向きへぐるっと回って、起き上がる。

Supine roll試験+Gufoni法(背地性)

水平半器官型BPPV(背地性)の診断・治療。ダイジェスト版なので各手順間を詰めていますが、実際には逆向いて2分間、ぐるっと回って2分間の時間を確保します。

 

Supine roll試験+Gufoni法(向地性)

水平半器官型BPPV(向地性)の診断・治療。ダイジェスト版なので各手順間を詰めていますが、実際には逆向いて2分間、ぐるっと回って2分間の時間を確保します。

 

 

Epley法(修正版)

後半器官型BPPV(右)の治療。比較のため通常のEpley法をまず実演しています。その後修正版のEpley法を実演していますが、動きは異なっても両者の頭位は同じであることに注目してください。広いベッドが必要となりますが、腰部・頸部疾患がある場合に負担をかけずに済みます。

 

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