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デッキチェアで日焼けしたような紅皮症


丘疹一紅皮症(Papuloerythroderma)は大藤により1979年に報告された疾患。 (苔癬様丘疹)と表現される充実性丘疹が密集して敷石状となって紅皮症状態に進むことを特徴とします。 「腋窩・鼠径・肘窩・膝窩や腹部の大きなしわの部分は侵されず頭,顔にも発疹をみない」ことが特徴で、デッキチェアで座っている状態で日焼けしたような紅皮症を呈することはDeck chair signとして知られています。

Dermatology. 2010;220(4):311-20

Deck chair signが生じる理由はよくわかっていません。

好発年齢は高齢者なのでバカンス後の日焼けと間違えることはなさそうです(経過も月単位でことなりますが)。

丘疹一紅皮症(Papuloerythroderma)では ➀敷石状丘疹、②Deck chair sign、③掻痒感を伴う紅皮症が必須兆候です

Dermatology. 2004;209(1):1-4.

診断基準は以下のものが提唱されています。

Dermatology. 2010;220(4):311-20

悪性腫瘍の合併が知られています。

Dermatology. 2010;220(4):311-20

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