献本御礼：熱中症の謎となぜ

毎年のようにニュースで耳にする「熱中症」。その予防や対処法はよく知られていますが、そもそも「なぜ」熱中症になるのか、そのメカニズムをきちんと理解している人は意外と少ないかもしれません。

本書『熱中症の謎となぜ』は、そんな素朴な疑問に向き合い、「人はなぜ体温を一定に保てるのか」「そのバランスが崩れると何が起きるのか」といった、熱中症の本質に迫る内容になっています。

一般向けに丁寧にかみ砕いた構成で、医療系以外の方にも読みやすい印象でした。科学的な正確さと、語り口の親しみやすさのバランスがよく、教育現場や地域保健の教材にも活かせそうです。

個人的にはWGBTはそのまま鵜呑みにしていた部分があるので、勉強になりました。