今日はドクターGの撮影でした。 安心してください。ネタバレはなしです。
ゲストはハイヒールリンゴさんと平岳大さんでした。 ハイヒールリンゴさんにはVTRからバシバシと適切な指摘をされ、正直驚きました。丸太町病院に研修医として来てほしいです。 平岳大さんは41歳とのとのことですが、どうやったらあんなかっこいい41歳になれるのでしょうか? そう、元が違うんですよね・・・・。諦めます。 研修医の先生は東京新宿メディカルセンターの勝倉真一先生。総合診療をやっていきたいと宣言する若手精鋭です。後期研修を悩んでいるなら是非当院へ。 山口県 徳山中央病院 椎木麻姫子先生。救急をやりたいということで、これまた是非当院で研修して欲しい人材です。 宮城県 仙台医療センター 西澤威人先生。脳神経外科志望ですので、残念ながら当院で後期研修することはないと思いますが、今回のカンファレンスでは実にちょうど良い人選で素晴らしいコメントをしていました。
さすがは選ばれし研修医たちで、意地悪な症例提示でしたが全員ちゃんと正解となりました。 自分たちが研修医の時代に、同じことが出来たとは到底思えず、最近の医学教育・研修医教育は本当に進歩したと思います。 今回は2回目のドクターG参加となりましたが、視聴者に伝えたいメッセージは?というのが一番困りました。 カンファレンスはあまり緊張しないんです。もっと早い展開でも、ねちっこい展開でも自由にできます。でも、ドクターGの最後の一言。これが緊張して言えないんです。取り直しになり、されでも締まらず、3時間近く問題なく収録してきたのに、たった3分足らずの「お言葉」が言えない・・・。 なぜならば普段からそんなカッコいいことを考えて診療している訳ではないし、言うと怒られると思いますが最初から「研修医教育」と思って撮影に臨んでいますので、そのための話はいろいろ考えましたが、一般視聴者向けのコメントは考えていなかったんですよね。 その代わり、泥にまみれた臨床医なら分かるであろう病歴の取り方や何気ない診察だけにはこだわりました。 あれも、これも、それも、今まで取り上げられていない内容だと言われたので、それなりに新たなものを伝えられていると思います。いずれも教科書にはあまり書いてはいない内容かも知れませんが、日々の診療で役立つ実践的な内容であると思います。言葉ではなく態度で示したということで許してほしいです。 多少言い忘れたこともありますし、放送されない部分もあるでしょうが、きっと参加してくれた研修医が病歴や身体所見をとるときに役立つものと信じています(丸太町病院の人は普段やっているカンファレンスとあまり変わらない内容かも知れないけど)。 放送された時(秋ぐらい?)に、伝えたかった内容などは改めて書きたいと思います。
やっぱり、今思い返しても、他のドクターGのようにカッコいい一言は、残念ながら私には似合いません。綺麗な花を咲かすことはできなくても、雑草は雑草らしく、どんな状況下でも緑を茂らせる。そんな医者を目指します。