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消化性潰瘍予防にはCOX-2かPPIか

  • U
  • 2016年6月17日
  • 読了時間: 1分

NSAIDsの効果と安全性に対するネットワーク・メタ解析の報告。

詳細な結果は一気に割愛して視覚化された結果だけ提示。

非選択性NSAIDS:ロキソプロフェン(ジェネリック)は1錠7.8円と安い。低リスク群ならば非選択性NSAIDsでよい。 H2拮抗薬はファモチジン20mg 10.9円と安いが追加投与の意義は微々たるもの。 ミソプロストールは予防効果多少あるが副作用多い。そのため個人的には100mg(半錠)17.15で使用すること多いが、NSAIDs頓用に合わせて処方する時には良い? COX-2選択性NSAIDs:セレコックス100mg68.5円と値段は高いが、消化性潰瘍の副作用は少ない。 PPI;ランソプラゾール15mgで31.5円で、COX2選択性NSAIDより非選択性NSAIDs+PPIのほうが安く、効果はほぼ同等

この差は結構大きい。ロキソプロフェン3錠+ランソプラゾール15mg=54.9円でこれは年間2万円。セレコキシブ100mg2錠=137円で、年間5万円相当。

最高リスク群にはCOX-2+PPIで年間6万超。

Aliment Pharmacol Ther 2016; 43: 1262?1275

 
 
 

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