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講演会報告:鶴岡市立荘内病院


山形県まで講演会に行きました。家を出てから宿泊地にたどり着くまで7時間半。さすがに疲れましたと言いたいですが、かなり熟睡させて頂きました。(用意した論文も読みつくしてしまいました)

講演内容は高齢者の身体診察。

普段と同じような内容でしたが、出版してから新たに論文にした肝叩打痛についてと、ちょうど2日前に来院したS状結腸捻転の身体診察について紹介しました。臨床が如何に楽しいかという共感を得られて良かったです。

私は今迄に特別なことをしたことは全くありませんが、普通の事を形に残したことは良かったと自分でも思います。臨床を頑張っている人ほど不安に駆られますから。

意見交換会では研修医達と色々議論致しました。

大学病院主導で失われつつある古き良き時代の研修が此処にはありました。初期研修医は各学年5人で医師が少ないために危機感をもって自分たちでも切磋琢磨していました。我々がとやかく言うのではなく、学ぶ人が学ぶことを決めて行くべきであることを再確認しました。

若い熱い彼らがいる限り、日本の医学も捨てたもんじゃないかと思います。

さて、来週からは我が子である丸太町病院研修医をイジメ鍛えぬくことを考えながら寝ることにします。

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