top of page
U

何となく感じる違和感が、急性HIV感染症を疑うカギかもしれない。

139例の急性HIV患者の報告。急性HIV感染症でGuillain-Barre呈することは報告あるが、それ以外にも軽微な神経症候を呈することはよくあるという報告。この論文によると急性HIV患者の53%で診断から12週以内に何らかの神経症候を呈していた。集中力低下(17%)、記憶障害(11%)、末梢神経障害(11%)、指タップ試験異常(14%)が主な異常であった。

診断時に症候があったのが49%なので、初診時に注意深く診察することの大切さがわかる。

Neurology. 2016 Jul 12;87(2):148-54.

少し前のRational clinical examinationシリーズには神経所見は含まれていなかったが、今回の情報からは、今まで診察時感じた違和感(集中力低下やあいまいな記憶、何となく手が使いにくいといった症状)が実は急性HIV感染症を疑う大事な症候なのかも知れない

JAMA. 2014 Jul 16;312(3):278-85.

​​

閲覧数:108回0件のコメント
bottom of page