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メタ解析:2型糖尿病の初期治療薬は低血糖や体重増加のリスクで決める

メタ解析の結果、2型糖尿病の第一選択薬はメトホルミンで、追加薬剤は患者によって検討というアメリカ糖尿病学会の推奨を裏付ける結果が得られた。 JAMA. 2016 Jul 19;316(3):313-24 DPP-4、SGLT-2、GLP-1と新薬の相次ぐ糖尿病治療薬。301の研究結果のメタ解析が発表された。

単剤治療ではメトホルミンと多剤との比較研究が多く、メトホルミン投与後は、DPP-4を追加するか他の薬剤を追加するかを調べた研究が多かった。

結果としては、いかなる治療薬を第1選択、第2選択で用いようと心血管系死亡率ならびに全死亡率、重大な副作用発生率に差異はなかった。

メトホルミンはSU、チアゾリジン、DPP-4、αグルコシダーゼ、よりもHbA1c降下作用に優れた。SGLT-2、基礎インスリン、GLP-1と比較しても同等であった。

治療失敗例はDPP-4で多いが、SGLT-2で少ない。

低血糖はインスリンが非常に多く、SUも多い。一方 チアゾリジン とDPP-4は少ない。

体重増加はSUと チアゾリジン で多く、GLP-1で減少。

(2剤目に何を用いるかも表になっているが、同じような結果なので割愛)

Efficacy rankingsでみると、プラセボと大して変わらないαグルコシダーゼ阻害薬。信頼性の基礎インスリン補充。

Adverse effects rankingsでみるとSUとインスリンの低血糖リスクは際立っていることと、体重増加がSUとチアゾリジンで目立つ以外は大同小異といったところか。

総診的には今までの臨床での選択に変更を迫られることはないでしょう。

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