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オープンな質問とクローズな質問による診断特性の違い

炎症性腰痛の質問表についてお勉強していて、ちょっと気になるデータがありました。

朝の腰のこわばりは聞き方で感度がこんなに違うのかというデータです。

J Rheumatol. 2012 Apr;39(4):822-9.

Preliminary validation of a self-reported screening questionnaire for inflammatory back pain.

腰が特に朝にこわばりませんか?とYES NO質問で聞くと(Calin質問表)感度90%だが、特異度32%。 腰(あるいは股関節)のこわばりが最も強いのは 1日の中で いつですか? 起床時? 日中? 夕方? 決まった時間はない? と選択させると(6-items質問表) 感度48%、特異度75%。

完全に同じ患者に聴取したデータではないため、深読みはダメなデータではありますが、知らず知らずのうちに誘導尋問とならないように注意しなければいけないですね。

病歴は

1.最初はオープンで。

2.答えられなければ選択枝を示して。

3.最後にYes No質問で絞めの質問。

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