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講演会報告:日常診療で使う「クスリ」と日常診療に潜む「リスク」①    第2回総合診療力向上講座

昨年度に続いて、京都府医師会主催の講演会に参加させていただきました。

本年度は私一人では役者不足と感じたので、福知山病院の川島先生にも参戦をお願いし、2回づつの登壇となります。

第1回は川島先生に「Self-limitedな病気を診断するということ」をお話頂きました。今回はその話を踏襲し「感冒に対する抗菌薬」を皮切りに、日々の診療に潜みうるクスリのリスクについて話を広げました。内容としては医学書院の雑誌「総合診療」に連載中の内容が中心です。

 本年度は、薬剤部とも協力しポリファーマシーに対して色々と試みをしています。啓蒙ポスターの作成、ポリファーマシー専門外来、老健とのポリファーマシー対策の提携など。

 しかし結局のところ、独りよがりではポリファーマシーとは戦えず、ポリファーマシーと戦うためには病院と開業医との密な協力が必須です。今回、京都府医師会からこのような機会を頂いたのにはそういった面でも大きな意味がありました。

 病院ならすぐに検査ができます。入院中ならば副作用あるいは離脱症状のモニタリングも容易です。開業医の先生方に気楽にポリファーマーシ対策について病院へ薬剤調節を依頼できるような関係構築をしていきたいと思います。

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