第6回 地域包括ケア時代の中京区住宅医療連携を考えるワークショップ
地域包括ケア時代の名アカ蟯々在宅医療連携にむけて
~暮らしの場で最後まで生きるをかなえるために~
基調講演として府立医科大学 精神機能病態学 教授 成本 迅 先生にお話を頂きました。
非常に実践的なお話で興味深かったです。 医療行為の同意には理解、認識、倫理的思考、選択の表明の4つが必要。 本人の理解の程度を確認するには、本人の言葉で説明してもらうのが一番有効です。 同じ内容を肯定文と非定文で聞く方法は病棟でよくやってますね。 MMSEが17-24点の場合は、同意能力が低下していることとしていないことがあるそうです。 不安があると能力が変化するため、看護師の助けが有用かも知れない。 素晴らしいガイドを作成してくださっているのを知りました。
「認知症の人が医療選択と意思決定支援」という本にもなっているそうです。
当院からは西口先生から症例を提示し、カンファレンスを行いました。
病院医師や往診医、訪問看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど多職種の人が活発な議論を繰り広げ、盛り上がった会になりました。高齢者、認知症患者の意思決定、告知、DNARの問題には、まず多職種での議論が必須ですが、今後は市民講座のような形で、実際の患者さんあるいはその家族の意見を拾い上げる、または彼らの意識を高めることが必要になっていくと思います。そういった土台となるような会と感じました。