Blaschkoはベルリンの皮膚科医(1858-1922)で、ブラシュコと読みます。
胎生期に,細胞のクローンが皮膚へと分化して体表を覆い尽くす際に拡張する方向を示したものをBlaschko linesと言い、Dermatomeや皮膚割線とはまた異なります。
背部ではV型、前胸部~側胸部ではS型、四肢では垂直となります。
Clin Dermatol. 2011 Mar-Apr;29(2):205-25.
母斑、線状苔癬などでこの分布に沿うことがあります。
Clin Dermatol. 2011 Sep-Oct;29(5):498-503.
顔面では複雑です。つむじはこれで説明がつきそうですね。
Clin Dermatol. 2011 Mar-Apr;29(2):205-25.
犬だってほら、この通り。
Clin Dermatol. 2011 Sep-Oct;29(5):498-503.
モザイクパターンにはBlaschko linesで説明できないType2~5というのもありますが、それはまたいずれ機会があれば紹介します。
Clin Dermatol. 2011 Sep-Oct;29(5):498-503.