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Bio使用中のPCP予測

最近、院内メールで面白い報告をレジデントがしてくれるので、その中から抜粋して論文紹介。

BioはPCPを増やさないという報告も多いが、重篤な疾患なので予防すべき症例もある。

Clinical Infectious Diseases 2014;58(12):1649–57

Arthritis Rheum. 2010 December ; 62(12): 3826–3827.

今回の結論としては

  1. 65歳以上

  2. PSL≧6mg/日

  3. 既存の肺疾患

のうち2つ以上あればPCPの予防をすべきだというもの。

日本からの報告:RAに対してMTXとインフリキシマブ(レミケード:3mg/kg8週間毎)で治療中の患者(N=123)

・PCP発症:21人

 確定(呼吸器症状+低酸素+画像所見あり→喀痰培養陽性):2人

 多分(呼吸器症状+低酸素+画像所見あり→PCRもしくはβDグルカン陽性でPCPの標準的治療で改善あり):19名

結果)以下の3つのリスクファクターがPCP発症と関連していた。

⑴年齢(65歳以上)

 HR3.77 (95% confidence interval [CI], 1.54 to 9.25)

⑵ステロイド(6mg/日以上)

HR3.76 (95% CI, 1.37 to 10.3)

⑶既存の肺疾患の合併

HR2.54 (95% CI, 1.00 to 6.46)

N Engl J Med. 2007 Nov 1;357(18):1874-6.

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