丸太町病院×JANISの結果報告
- U
- 2016年12月12日
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培養をしっかりとる!ということを実践してきたつもりです。結果として全国平均よりも2倍以上の検体採取率でした。75パーセンタイルからもはみだしています。多ければ良いというものでもありませんので、真の陽性率とコンタミ率も参考にさらなる質向上に努めなければなりませんが、迷ったら血液培養をしておくことは誰でもできる第一歩として大事であると思います(ニコニコ笑っている髄膜炎菌菌血症もいました・・・)。

培養をしっかりとり、抗菌薬の適正使用につなげることは、将来の耐性菌を増やさないために、内科医としての責務です。培養なくして抗菌薬なし!!
以前、素晴らしい開業医の先生に出会いました。当院に搬送するまでに抗菌薬を待てないと判断されたようで抗菌薬投与を優先させました。しかし抗菌薬投与によりその後の適切な診療が非常に困難になることを知っているためか、なんと尿検体を持参されました。お陰様でその後薬剤性肝障害が出現しても抗菌薬の選択に困りませんでした。素晴らしい先見の明です。また、開業医の先生でグラム染色をしている先生がいることも知りました。志の高い先生方に脱帽です。
当院総合診療科ではキノロン製剤を使用するのは年に数えるほどしかありません。最近使った記憶は、、、ありません。第3世代セフェム内服も使った記憶がありません。一方、ペニシリンGは今月も使いました。そういった努力のためと信じたいですが、MRSAやフルオロキノロン耐性大腸菌の検出率はかなり少ないです。普段評価されることの少ない地道な抗菌薬使用適正化運動ですが、多少でも報われているようで良かったです。






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