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月刊レジデントに記事掲載されました。


研修医がしっておくべき循環管理について解説しました。

カラーが美しい装本だったので図をいくつか拝借させてもらいました。

EGDTについてはRiversの最初の報告で死亡率下げましたが、その後は予後改善なし。その理由は対照群もちゃんとした補液をするようになったから。

補液以外にドブタミン使用量や輸血率が異なっても予後は改善されていないことから、ScvO2をそんなにがんばって測る必要性には懐疑的(むしろ個人的には有害性が高い場合が多いと思っています)。

ではどうやって組織循環を把握するのか。それは皮膚所見だと思います。毛細血管再充満時間や斑状皮疹はScvO2などの他のパラメーターよりも早期に出現早期に改善する指標だから積極的に使いましょう。

他には、フロセミド無効時のサイアザイド併用など、知っていると役立つ情報をちりばめたつもりです。他の先生方の記事も読みごたえがありそうでしたので、集中治療を学ぶ最初の教科書としてご利用頂ければ幸いです。

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