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在宅新療0-100 2017年2月号に掲載されました

特集は【高齢者救急 在宅医療に役立つ救急の知識】です。

在宅医療と救急医療の協働が,地域包括ケアシステムを充実させるという観点から組まれた特集で、私は 【在宅高齢者の急性増悪や急変を予測,回避するための身体診察とエビデンス】 を書きました。

1. 重要なのは全身状態で詳しい検査は要らない。だから介護者でも分かるはず

2. バイタルサインの異常って、どこからがどのくらい異常?

3. 発熱ですぐに救急受診させるべき場合は?

4. 心不全後に体重を測ってもらうことが、急変回避のために重要

の4点が今回の見出しです。

今年度少しづつ準備してきたこと、看護・介護の勉強、がまた一つ形になりました。

今迄も当院では総合診療科医師を中心に週に3回の多職種カンファレンスが行われています。これは急性期病院としてはかなり多いものと思いますがそれだけでは不十分で、もっともフロンティアで医療を実践している訪問看護師、そしてもっとも早く異変に気付くことのある介護職の医学的な判断力が、地域の医療の質を上げるには必須なのです。

今回の書籍は在宅診療に関わるすべての職種のために作られたもので、まさに私がしなければならない事の一つと同じ志をもっていました。

重症患者を助けるのみならず、重症に陥らせない医療を提供することを今後も目指していきたいと思います。

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