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適々斎塾2日目(myoedemaに対して少し補足)

「こんな時フィジカル2」 JCHO本部顧問 徳田安春先生

67M 1週間の熱、倦怠感、水様性下痢 全身に小丘疹 鼠径リンパ節腫脹 ふくらはぎ圧痛 33M 2週間で進行する呼吸困難 40F 4日間の乾性咳嗽 38℃の発熱 比較的徐脈 右気管支呼吸音増強 70M 2週間の寝汗 ARの既往あり 52M 3年間の倦怠感 AF ⇒ 答えは院内カンファで。 甲状腺機能低下症で認められるMyoedemaが話題に上がりました。筋に刺激を与えることで生じる局所的なCa2+放出後、筋小胞体からのカルシウム再取り込みが遅延し、持続性の筋収縮がおこる。

(ただし活動電位を伴わないという報告もあり、いくつかの病態が混在している可能性があります:Trans Am Neurol Assoc. 1975;100:159-61.)

これは甲状腺機能低下症の重症度に相関する重要な徴候です。

論文では上腕二頭筋筋腹をFlickして、盛り上がりを観察しています。 (TSH が50-100 mIU/L, 100-150 mIU/L, >150 mIU/Lで軽症、中等症、重症と区分しています)

Indian J Endocrinol Metab. 2012 Dec;16(Suppl 2):S356-7. 他にはビタミン欠乏やAN、正常圧水頭症、狂犬病いろいろ報告あるようです。

打診で1秒以上という定義にすると、かなり高頻度にかつ非特異的に認められるという報告があり、 腱反射と混同しないように刺激方法、持続時間には注意が必要なのかも知れません。

Eur Neurol. 1992;32(3):130-3.

「診断戦略を世界の標準に」 獨協大学 志水太郎先生 ・愛され指導医になろうぜは、CanCan5年分のタイトルから導き出したタイトルだったそうです。 ・システム1、システム2などのお話を頂きました。色々な経験から診断戦力の書籍が生まれた経緯が良く分かりました。

・システム3、確かにそういう事あるなぁ

・美しい手持ちのClusterってそんなに数多くはないですが、確かにこれを使って教えると研修医が喜びますね。

こちらの症例も院内発表用に記載は控えます。

あとは板金先生提示の「症例検討2題」 Dr G形式を残すのみですが、これも院内発表用に記載は控えます。

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