初日はCinemeducationで幕開け。 このシリーズ大好きです。今回は認知症。 以下、かなり端折って記載しているので、少し誤解を招く部分があるかも知れませんが、それは院内レクチャーでI先生に補ってもらいます。
1 記憶障害+α(見当障害など) 2 意識障害、うつ、せん妄などを除外 3 社会生活に支障 ⇒東京と沖縄では認知症かどうかの判断は異なりうる。
中核症状はある意味仕方ない。周辺症状(BPSD)は注意してあげれば改善可能なもの。
BPSDには活発(徘徊・不隠など)とおとなしい(自発性低下、抑欝)を分ける。なぜならばおとなしい方は家族からは訴えないこともある。
典型的な症状の出現から重症度を考える。そのうえで早期発見するにはどうすべきかを考えました。
週1回30人が通うダンスに行っているなどと非常に詳細を語る高齢者だが、実際には全く現状とは異なることを話していたという症例のビデオを見ました。本当によどみなく話しますが、毎回同じ話をするのでおかしいと気づいたそうです。家族や介護者から情報を得ましょう。
Head turning sign:これは以前ブログでも取り上げました。
HDS-Rでは100-7 その次は93-7といっちゃダメです。「そこから7を引いてください」と言いましょう。
年月日は月が大事。
便利なスクリーニング「最近のニュースはなんですか?」
「1分間で知っている動物の名前を言ってください。」・・男女差出にくいけど、干支は禁止。カテゴリーごとに出てくるのが健常者の思考過程。
記憶はエピソードの一部が抜けるのは良性健忘だが、エピソードそのものを忘れてしまうのはおかしい
物忘れを積極的に訴える、不眠、食欲不振。複雑な問題には分かりませんという⇒うつを疑う。うつは死ぬ病気! 絶対に見落とすな。
低活動型せん妄で元気ない、おかしいな⇒敗血症
せん妄を起こす薬の覚え方「HBてどこ?」は初めて知りました。
ものとられ妄想、実際どうする??? ものとられ妄想をするのは一番身近な人が被害にあう。一緒に探し、本人に見つけさせるのが教科書的な対応だがうまくいかない。面倒見が良いが面倒見られが下手な人が妄想を起こしやすい(自分がお嫁さんより立ち位置が低くなるのを許せない)。ものとられ妄想とは未来への不安である。
ビデオで具体的に分かりやすく楽しく学びました。グループワークも上手くいっていてこういうスタイルも良いなあと思いました。
私は「身体で覚える!耳石置換法」をやりました。 一人一つづつ模型をもちながらBPPVを理解しよう、治してみようという試みです。 なお、この模型作成は試行錯誤で楽しかったのですが、80~100個作成したら右CMC関節症と腱鞘炎になりました。それほどの気合を入れて臨んだ勉強会ではありました。
かなりコアなことまで話した割には喰いついて頂けたように思います。しかし、もっとゆっくりやったほうが理解しやすかったかなとも反省。各チーム学生一人いれば各チームで模擬患者できればよかったかななど、いろいろ考えながら今日は寝ることにします。