私は「こんな胸痛、片腹痛いわ」 を講演しました。 胸壁・腹壁疾患のReviewです。
よくある疾患、軽視されがちで見落とされている疾患を中心にアラカルトで色々紹介しました。 これはまた院内で講演します。
小嶋 一(手稲家庭医療クリニック)先生 エビデンスからみた外来予防診療 生活習慣病を中心に
会場では外来1日で30~50人あるいは50~70人ぐらい診る先生が多かったです。 こんな沢山の患者さんを診療するには大変だなぁ・・・。
一番重要なのは「求められる医療を提供する」こと。 「これは家庭医療ではない」「これは総合診療の仕事ではない」と言って職場を転々とするのは良くない。 その通りだと感じました。
健康な人に対するアプローチを医学教育では学んでいない 「病院・診療所に来なければ始まらない」とは言わないのが家庭医。攻める医療。 コミュニティに働きかけるという意味では丸太でも毎年健康教室を講演していますが、確かに良いなと感じる事多くあります。
外来教育を系統的に教えることの大切さ。 日本では外来教育にスタッフを割く余裕は金銭的に難しいのが現状。 アメリカの研修医は給料は500万だが、残り500万を指導医に出すシステムだそうです。
予防医療 A リスク評価 B 適応となる予防医療項目の抽出 癌や心疾患、飲酒、喫煙、自殺のリスク・・ C エビデンス・・ここだけじゃダメ!! D 優先順位と有効性、適応現実性の評価 E 個人の健康感、心理社会的背景を加味して合意形成
うつ病スクリーニングはもっとすべきではないか。 PHQ-2は感度96% ・この2週間、気持ちが落ち込んだりしないか? ・この2週間、何をしても楽しくないと感じないか? こういったものを組み込んだ年1回の外来問診表を作成するのも手。
高血圧見つければ糖尿病のスクリーニングも
脂質代謝のスクリーニングはUSPSTFからは項目削除 スタチンを使うべき対象者という項目になり、リスクある人にはスタチン推奨という考え。 ACC/AHAではTreat to TargetからFire and Forgetに変わっている。 日本動脈硬化学会はスタンスをまだ変えていない。
60-74歳の喫煙歴のある男性には一度だけ超音波検査でAAAチェック
認知症に画像検査はガイドライン上”推奨”
シートベルトも予防医療。USPSTFでも推奨されていることらしい。
岩田健太郎(神戸大学)先生 Mysterious talk
ほぼフリートーク。何を言われても即座に対応。 分かりやすい例えや具体例がすぐに出てきて、やっぱり賢い人だなぁと毎回感心します。 症例ベースに考え方を教えてもらいました。非常に共感する内容でした。 症例は院内発表用に秘密にしておきます。
徳田安春(群星沖縄臨床研修センター)先生 続「こんなときフィジカル」
この症例集は院内フィードバックに良さそうなので、すべて秘密にしておきます。