top of page
U

食べてから胃瘻から食物を廃棄すれば太らない

数年前に冗談で話していた内容が現実に。 FDAがAspireAssist obesity deviceという胃瘻チューブを使った減量装置を承認したそうです。 さすが米国・・。

Am J Gastroenterol. 2017 Mar;112(3):447-457. Percutaneous Gastrostomy Device for the Treatment of Class II and Class III Obesity: Results of a Randomized Controlled Trial.

成人171人 BMI 42(35〜55)kg/m2と高度の肥満患者をエントリー。女性が多い。糖尿病合併率は2.7%と低いが、対照群は13.3%と結構異なる。

2:1の比率でAspireAssistと生活習慣カウンセリング、または生活習慣カウンセリングのみを受けるようランダムに割り付け 食後20分で胃瘻チューブポートから、部分消化した食物(通常は摂取カロリーの約30%)を排出・廃棄する。 1年のフォローアップ期間中、装置を使用した患者のほうが対照よりも過剰体重に対する減量した体重の割合が有意に高い(31.5±26.7% vs 9.8±15.5%)。 AspireAssistは59%で過剰体重の25%以上を減量できた(vs 15.3%)

QOLは装置を使用した患者のほうが対照よりも高い。 装置を使用したうち3.6%で重篤な有害事象(激しい腹痛、腹膜炎、幽門部潰瘍およびチューブの異常など)

食べたものを廃棄するのですから、この結果に驚きは全くありませんが、FDA認可が承認されたことに驚きました。なお、摂食障害を続発することはなかったそうです。

閲覧数:159回0件のコメント
bottom of page