top of page
U

第8回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 シンポジウム6 「病院総合診療医に求められる診療スキルとは?」で講演しました。


1.病院総合診療医が知っておきたい”超音波スキル上級編”<吉島病院:松村俊二先生>

消化管エコーは私もやってはいますが、自信を持てず技師さん任せが多い。 ただ、虫垂炎や憩室炎がキレイに見えると本当に感動しますよね。もっと練習しなくては。 あと、救急外来でのエコーは静止画じゃなくて動画を残すほうが良いなあと思いました。情報量が全然違いますね。

ただし、当院の救急外来のポータブルエコーはプローベがヘタっていて消化管見えなくなっている・・・ みんながちゃんと丁寧に扱ってくれれば、検査室の高性能なエコー機を当直中はERにおけるのになあ。

2.クリティカルな神経兆候を見逃さない診療技術を磨く<広島市民病院:黒川勝巳先生>

神経疾患で病歴の重要さ、Red flagを分かりやすく、覚えやすく教えてもらいました。 一見片頭痛や橈骨神経麻痺に見えてもRed flagを確認することで適切な診断にたどり着ける。 症例ベースであること、分かりやすいメッセージが良かったです。 「非器質性・心因性疾患を身体診察で診断するためのエビデンス」でも取り上げましたがSonoo's abductor signは本当にすごい徴候ですよね。”Sonoo”先生は現役日本人医師です。

3.ER室でのトリアージスキル<丸太町病院:上田剛士>

模擬患者用いる感じでご提案頂いていたのですが、研修医が多ければ出題形式としようと思いました。

しかし、会場は一見してベテランが多く、変更。講義形式にしてしまいました。 この雰囲気ならダメ研修医役をしこんで対話式にしたほうが面白かったかも? その代わり、学会とは思えない写真を提示してきました。 内容は ・重症度判断トレーニングにEarly warning scoresを用いたバイタル解釈が有用 ・Prediction ruleは医師の“直感”を補正するのに有用 ・検査結果を見る前に入院決断しトリアージスキルを磨く ・基礎疾患や高齢者のADL評価は入院の判断に役立てるべき

で、トリアージを使って診療スキルを磨こうという感じで話しました。

4.ERにおけるPIPCの活用<信愛クリニック:井出広幸先生、みよし市民病院:木村 勝智先生>

ぶっつけ本番の病歴聴取の見本。 流れるような病歴聴取と、魅せる診療風景+スライドとのコラボ。 今年は院内レクチャーとしてこれを行う予定だったので、とても勉強になりました。 また、本家本元のPIPCセミナーも面白そうです。

閲覧数:175回0件のコメント
bottom of page