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第8回兵庫臨床研修セミナーで講演しました。


高齢者救急の楽しみ方についてです。私が4年間救急外来で待ち続けた症例とは・・・。ガムを踏んだ靴の裏をみれば分かる、高齢者の腸閉塞とは?

 講演会とは直接関連がありませんが、冒頭の写真は 会場の神戸国際会館11階にある屋上庭園です。未来に続く新たな震災復興のシンボルにと、平和と繁栄の象徴とされるオリーブの木(樹齢およそ500年!)をシンボルツリーとし、神戸の楽園をコンセプトに作られました。

 現在でも1995年の阪神大震災の被害に遭われ、その後遺症に悩んでいる人も多いと聞きます。

 ということで、講演会から離れますが、今回は震災関連でMPO-ANCA関連血管炎が増えという報告を紹介します

 Am J Kidney Dis. 2000 May;35(5):889-95.

Nは少なく、震災前後で医療機関の役割が変わったり患者層は大きく異なるとは思うので、様々なバイアスはありますが、震災後に神戸ではMPO-ANCA関連血管炎増えたそうです。

 呼吸器症状を初期症状として有する人が多いことから、建物倒壊による大気汚染が関与している可能性が示唆されています(シリカよりはアスベストが関与??)。

いつ来るか分からない災害に備えて、災害医学のみならず普段見ない疾患の勉強もしておかなければならないということか(ANCA関連血管炎ならばむしろWelcomeですが)。

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