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U

総合診療 2017年 7月号に連載

特集は

感染症を病歴と診察だけで診断する! Part 3 <カリスマ編>

でした。今月号はこれまた凄い執筆陣ですねぇ・・・。

私の連載「I LOVE U」では尿検査に関することを少しづつ書いています。 

今月は「その尿潜血陽性は本物か? 」

です。

 褐色~赤色尿でも尿試験紙法で潜血が陰性ならば血尿以外の着色尿を疑います。

取りあげたのは「ビーツ尿」です。鉄欠乏所状態だとビーツに含まれる赤色色素であるベタニンの吸収が亢進するために、赤色尿を呈しやすくなります。なお濃厚ビーツジュースを箱買いしてお腹を壊すまで一気飲みしてみましたが、私にはビーツ尿が出現しませんでした。

血尿は1000倍希釈でも肉眼的血尿となる。だから下部尿路由来の顕微鏡的血尿レベルでは顕性蛋白尿は出現しないはず。

潜血が陽性でも尿沈渣と乖離があれば、ミオグロビン尿やヘモグロビン尿を疑う

 若干ずれることはありますが、潜血+はRBC 一桁、2+は二桁、3+は3桁という覚え方を私は推奨しています。

アスコルビン酸による尿潜血偽陰性には要注意。

 こんなに偽陰性になる。だから海外の試験紙にはアスコルビン酸がチェックできる製品があるのです。

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