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「なるほど! 使える! 在宅医療のお役立ちワザ こんなときに聴性打診 ~慢性硬膜下血腫,骨折,残尿量までわかる!?~」 がGノートに掲載されました


聴診器って色々使える。

肺音と心音の聴診を除いて、一番良く使うのは打腱器がわりかも知れない。

今回は、慢性硬膜外血腫、残尿、大腿骨頚部骨折を疑ったときの聴性打診について解説しました。

1. 歩行障害あれば聴性打診!

 報告されている診断特性鵜呑みにしてはいけないですが、確かに使える診察手技です。ただし、診察風景はちょっと異様?なので、ちゃんと付き添いの人にも気を使わないと、なんだこの医者は! となるので注意。

2. 転倒したら聴性打診

 レントゲンに写らないとされる2-9%の大腿骨頚部骨折もこれで分かる!? 恥坐骨骨折をこれでみつけたこともありました。肩の骨折にも応用可能(むしろこちらが元祖)。

3. 胸水や腹水の検出にも有用かも知れない

 手間の割に診断特性はあまり良くないので、普段は使っていませんが、心不全における治療効果判定に聴性打診で胸水の液面を推定して体表面にマーキングしておくと、レントゲン写真を撮らなくても、胸水が減ってくるのが良く分かります。

4. 残尿チェックに聴性打診

 聴診器のチェストピースの直径は5-5.5㎝であることを利用すると、定規は不要。

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