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明日の腎機能は尿沈渣スコアで予測しよう

雑誌「総合診療」の連載。I LOVE Urinalysisより。

尿量は今迄の腎機能を反映するが、迅速性に欠ける。

FENaは現在の尿細管機能を評価するのに有用ですが、限界もある。

特に糸球体障害では尿細管に原尿がこないので腎前性腎不全と同様にFENaは低値となります。

また、慢性腎障害があればFENaは高くなります。

代謝性アルカローシスがあればNaではなくClを用いたほうがよいです。

利尿剤投与時にはFENaが高くてもFE-UNで確認したほうがよいでしょう。

そして、明日の腎機能を予測するにはFENaのAUROCは0.59-0.67と不良であることが報告されています。そこで尿沈渣スコアが期待されています。なお沈渣を読む場合には単位(HPF、LPF、WF)に注意しましょう。

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