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Freestyleリブレ 試しました。

今までも持続的に血糖測定できるFreestyleリブレProがありました。

今回は患者さん自身が測定器を持って、血糖自己測定のように使えるFreestyleリブレが販売されました。いずれの商品も使ったことがなかったので、使ってみました。

まずはセンサーを上腕などに取り付けます。針がついていてバチンとするのですが、結構怖い。今まで血糖測定、インスリン製剤、エンブレルなど試してきましたが一番怖かった。患者さんの場合は一度目は誰かにやってもらってもいいかもしれない。痛みは予防注射並みでしたが、ほかの人は全く痛くなかったと言っています。装着時93%で不快感なしとされているので、私がたまたま敏感に感じてしまっただけでしょう。

センサー内には非常に細いフィラメントがあり、間質の糖を測定し8時間までデータ蓄積(本体にデータ移せば90日分データ保存)。ただし8時間はちょっと短すぎる。食前血糖チェックだけの人だと夜のデータが欠除してしまうせめて12時間になるように改善を望みたい。あと血糖とは5-10分のDelayがある。ISO基準にのっとり±15%の誤差で測定できるようになっており実測で11.4%というデータが示されている。区分としては血糖測定器で日本においてはあくまで迅速血糖測定の補助という立場。そのため今まで通りの血糖測定も同一機器で可能となっている。

センサーは強力粘着テープで引っ付いている。お風呂、筋トレ、ランニングを試しましたが全く問題なし。水泳・アメフトも問題なかったそうです。14日間張りっぱなしなので上腕後面に着けておきますが、運動時やすれたときにチクッという違和感は時々起こるが日常生活ではほとんど気にならない。半袖を着る場合は近位のほうにしないとセンサーが見えてしまうので注意。センサーと本体は4㎝離れてもデータ交換可能(Felicaなどと同じ仕組み)なので、ダウンコートの上からでも問題なく認識されました。

本体で過去の血糖・トレンドなどが見れるほか、パソコンでデータ解析も可能。

インスリン、GLP-1注射している場合に適応。Readerが7000円(10台購入で6000円)ぐらい、1か月あたりのランニングコストが13800円。II型糖尿病の場合は赤字前提での処方となります。コストの問題が大きいがFreestyleリブレProを入院中の管理に役立てたいな・・・。

禁忌として日本では妊婦、6歳以下、透析患者、ペースメーカー留置後はダメ。またレントゲン写真もダメでセンサー外してから撮像しなければならない。しかし、これらの禁忌には根拠がなく、使用経験が乏しいというだけ。禁忌ではなく注意や慎重使用という記載にとどめてほしかった。

製品に興味ある方はこちらのHPへ。

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