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血液像目視塾再開

H先生による血液像目視勉強会を再開しました。モニター画面が小さく皆で勉強できないことが問題点でしたが、それも解決。

芽球と異型リンパ球の鑑別などなどをレクチャーして頂きましたが、今回は赤血球系の異常についての標本のいくつかをShareします。

これは典型的なのでほとんど人がすぐに分かったようでした。低色素性であること、Pencil cellと称する細長い変形。

↑ 鉄欠乏性貧血

細長いけど、低色素性ではない。細長い向きが同じ向きに揃っていれば塗抹時の処理の問題を考えますが、そうでもない。

↑ 楕円状赤血球症

小さく濃い丸い赤血球が一部存在する。画面真ん中には大き目で青みがかった赤血球。

↑ 自己免疫性溶血性貧血。遺伝性球状赤血球症ならばより均一にみられることが多い。網状赤血球増多を伴う。

標的赤血球。サラセミアとしては赤血球の大きさが小さくない。

↑ これは肝障害による変化。肝障害による赤血球膜異常に伴うものはMCV大きくなるため、サラセミアとの鑑別はMCVで。

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