医療・介護総合EXPO(メディカル ジャパン2018)で学んだことの続きです。
待合番号表示などで患者案内をしてくれるシステム。
F社のは値段が高く折り合いがつかなかったとか、で当院には導入されていない。5年ほど前に某大学病院で見かけたポケベル式の案内は良いなあと思っていたけど、いまやスマートフォンでの呼び出しが可能(Sma-pa)になっており、初期費用も抑えられる様子。考えたら回転寿司でも導入されているシステムなのでそんな難しい話ではないか。ただ、喫茶店がなく、すぐ隣接する駐車場が狭いため当院で導入するにはまだ問題点は多い。また、私個人はスマートフォンを持っていないので本当の使い勝手は分からない。
電子版お薬手帳(Felicaシステム応用)
日本薬剤師会からはeお薬手帳が、京都府薬剤師会 からは 京都e-お薬手帳がすでに紹介されています。これがあれば急病でも災害時でも、手元にあるスマートフォンでお薬手帳の代わりとなります。しかし、あまり広く使われていないように思います。お薬手帳が大切となる高齢者では導入が難しいのかも知れません。電子カルテへの自動データ取り込みは今後も困難であることが予測されるため、日常的な使用にはまだまだ壁がありそうです。電子版お薬手帳についての検討はこのスライドにまとめられています。高齢者の服薬管理ではカードをかざすだけのharmoがよいかも知れません。
装着型無影光源
救急外来で心嚢開窓術の時に無影灯を入れるスペースがなく苦労した。残念ながら病棟の明るさも照度計で測定すると処置をするには不十分なことも分かっている。そこで場所を問わない光源としてOPELA IIIというものに注目した。
単なるNPPVではなく、CPAP治療状況がインターネットを介して情報共有され、無呼吸、低呼吸、呼吸努力関連覚醒などが分かる装置。圧力振動曲線解析で中枢性か閉塞性か判別もしてくれる。恥ずかしながら知りませんでした。
まだ医療用として認可されていないそうですが、capillaroscopyよりもずっと拡大率が高く、血流まで評価できるもの。どう臨床に応用するかはさておいて、すごいなあと。ただしPCなどに接続して使う点は私にとっては減点。
日本未承認ですが、世界初らしい。