医療・介護総合EXPO(メディカル ジャパン2018)で勉強したことの紹介4回目。これで最後です。
可搬型階段昇降機 スカラモービル
実物を見たのは初めてでした。これ開発した人は賢いなあ。
試してみましたが、ちょっと慣れれば段差をスムーズに超えられそうでした。
熱中症指数計
これはエアコンを設置していても使わない傾向のあるご高齢者が多い事から、広めたい。エアコンをつけるべき温度・湿度になるとアラームを鳴らして教えてくれます。たくさんの製品があるのでAmazonで検索してみてください。
見守りシステム
Panasonicのエアコンにルームセンサーを組み合わせたシステム、布団の下に敷いておきちゃんと起きたか確認するシステムなどなどいろいろありましたが、一番の(今後のさらなる開発に)注目は、非接触型のバイタルセンサーでした。
いくつかのメーカーが開発していますが、基本的にはマイクロ波センサーで体動、呼吸数、脈拍数に合致するフィルターで情報を抜き出して、それぞれを数値化してグラフ化するというものです。指向性が乏しいことがメリットでもありますが、ノイズを拾いやすく、実際のモニターとして用いるにはまだ改善ポイントは多いですが、異常を検出するには役立ちます。
我々が万年研修医の気持ちで一生涯学習をしていくように、施設入所された方々であっても、学習をし続ければ脳が活性化されるはず。音読、簡単な計算、コミュニケーションを組み合わせたこの方法は映画「僕がジョンと呼ばれるまで」でも広く知られるようになった方法です。似たような方法は応用でいくらでもできると思うので、施設だけではなく家庭でも行って頂きたい方法だと思います。
足ブラシ
Healthy foot washerは大きな足を洗えるブラシで、足趾は下面からではなく上面からも洗浄できる優れものです。関節リウマチなどの患者さんにもお勧めです。
小児には超音波ネブライザーとしてOmronの製品を薦めていましたが、今はおよそ半額の1万円未満で購入できるものがあるのですね。