生物統計家である京都大学大学院医学研究科 医療統計学/医学教育学 廣江 貴則 先生を講師としてお呼びしました。
適切な問診表の作成。身近なテーマですが、奥が深かった。どこまでの情報を得たいかで質問内容は変わるため、必ずしも正解があるわけではないが、一例として
意味のない、意義の乏しい質問をしない。
「内服薬は何を飲まれていますか?」をうのみにするなら良いが、どうせお薬手帳を確認するというならば、「お薬手帳をご準備ください」で良い。
喫煙年数( 年)、 1日当たりの本数( 本/日)
→ 喫煙なしなのか、答えてないだけなのかわからない可能性(意図的な無回答か単なる回答忘れの区別は不可能)があるので、先に喫煙ある・なしで尋ねる。
既往などの何年前、などはかなりあいまい。統計にかけるならば別のソースをちゃんとあたるべき。
他のアンケート調査についても実例をあげて考えた。
発熱、腹痛、下痢、嘔吐、嘔気、胸やけ、、、、、、と多数選択枝あると最初と最後を選びやすいという両極選択バイアスはグループ化で回避可能
自由記述は単語、一行程度などに限定するのが望ましい。枠があるとなんとなく書かなければならない気がして書く、らしい。
文章完成型質問は記述内容を正確に誘導できる(例:転倒する直前にしていたことは______)。
同調圧力:〇〇が社会的問題になっています・・・。はバイアスかかるため書かない。
詳しくは院内のpdf、動画シェアで。
二重質問:論点並列(ジュースやスナックを摂取しますか)、論点従属(健康のために運動していますか)は回答に困る人がいるため、避けるべき。
尺度は9段階以上は再現性乏しい
極端反応バイアスが見られたので、〇件は除外した。は正当な行為。
重要なは中間に配置