初日は大雨の影響で空港にたどり着けず遅刻しましたので2日目からの参加です。
不幸中の幸いで私の出番は2日目だったので最悪の事態は回避できました。
初参加でしたが、大変楽しい会ですね。研修医が勉強をし骨休めを行い、リフレッシュして明日からの活力が得られるような会でした。
私の午前中の講演は「目の前で痙攣が起きたら・・」
もっとも大きなメッセージは、目の前で痙攀をみたらまずは心原性痙攀を否定せよです。
脈拍確認を行い、心肺停止ならば胸骨圧迫が必要です。
次のメッセージは、意識改善を認めない症例では頭蓋内病変よりも先に、低血糖(ついでにVitB1欠乏)と低酸素血症を否定せよです。
午後のワークショップは「BPPVを耳石置換法で治しちゃおう」
プール用のフロート、カードリングφ80㎜、アームバンド反射板、発砲スチロールマネキンを組み合わせて実演しました。3回しているうちに上手になりましたが、なかなか40分ですべては難しい。
まずは後方半規管型
1)横向いて倒れて眼振誘発するDix-hallpike
2)逆向いて、ぐるっと回って、起き上がるEpley法
・後方半規管は耳介をイメージすればいつでも復習できる。
・Epley法失敗のもっとも多い理由は懸垂が足りないこと。これを三半規管モデルで実演。
つぎに外側半規管型
1)倒れた状態で横向いて眼振誘発するSupine roll
(眼振が強くなった側もしくは、坐位前屈位で誘発した眼振の向きと)
2)逆向きに倒れ、ぐるっと(地面/天井)側を向いて、起き上がる
これもなぜこのような眼振がでるのかと、Gufoniが有用な理由を三半規管モデルで説明。
でももっと実習時間がないと覚えることはできないなあ・・・
ということで、ここの時短ビデオで復習してから実戦に挑んで頂きたいと思います。
ワークショップ前に初めてのダイビングを経験しました。これは素晴らしい。ハマる人が多い理由が良くわかりました。
一緒に潜った研修医の先生たちとの写真。
このダイビングにによりインスピレーションを頂き、お渡ししたスライドには載せてありませんでしたが、head-tilt hopping exerciseについても急遽説明しました。こびり付いた耳石を振るい落とすのも耳に入った水を抜くのも同じようなこと。耳の水を抜くのに頭を振るよりは片足ケンケンですよね。