「ポリファーマシーに薬剤師はどう取り組むべきか」を話しました。
最近、嬉しいことに九州からも同様なご依頼を頂きました。日程が合わずお断りしてしまいましたが、薬剤師の先生方の関心の深さが良く分かります。
1つだけネタを紹介。
COPD(肺気腫)、2型糖尿病、高血圧症、骨粗鬆症、変形性関節症のある79歳女性にガイドラインが勧める事。
むちゃくちゃ多い・・・
JAMA. 2005 Aug 10;294(6):716-24.
そうなんです。医者は患者さんが少しでも健康で居られるように想いをはせながら、EBMも使いながら最善の処方をしている(つもりな)んです。しかし患者さんを良くしたいというこの想いのせいでポリファーマシーが生まれることもあるんです。
polymorbidity患者に対するEBMなんてほとんどないことを理解し、EBMという一般論を個々の症例に適切に適応することを我々は今後もっと勉強しなければならないと思っています。薬剤師の役割は今後より一層大きなものになっていくでしょう。
そういえば、スポンサーのこと完全に忘れて、薬剤副作用について熱弁してきたけど、関連商品一つぐらいあったんじゃないだろうか・・・。適正使用に関する啓蒙は製薬会社も望むところなのでOKということで、お許しあれ。