胸腔ドレーン留置は術者の腕でQOLが変わります。質の高いトレーニングを行うため、トレーナーをレンタルしてみました。
左右から練習できるので複数人でのトレーニングにも便利でした。なお、前胸部からの胸腔穿刺・脱気も可能です。
アスピレーションキットの練習
内套を用いたトロッカー留置では、当然胸腔まで剥離してから留置すべきですが、あまりに柔らかい感触だったので試しに剥離せずに押し込んでみたら、そのままスムーズに留置できてしまいました。この辺りはあくまでシュミレーターで実際とは異なるとは思いました。
下の図は胸腔ドレーンパッド アドバンスで見た目が肌色。 超音波検査が可能で胸水や血胸患者の再現が可能です。
以下のようになるようですが、後片付けが大変そうなので今回は試しませんでした。
胸腔ドレナージパッド スタンダードは白色のパッド。こちらのほうが安い。これは超音波はできないそうですが、硬い素材で肋骨同定が難しく、触診上の感覚としてはこちらのほうが実際に近い。また鉗子でつかんでトロッカーを留置する場合、ポンッという感覚で胸腔内に達するのも実際とにている。一方、アドバンスのほうはそれらが実際の感覚と異なるので、個人的にはスタンダードがお勧めです。
定期的にこの勉強会は行いたいと思います。