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貴方は知っていますか? 意外に多い胸壁(筋骨格系)疾患

第 237 回 広島県臨床整形外科医会研修講演会で講演致しました。

整形外科の先生に対する講演は私自身もとても勉強になりました。 講演会後に診療のTipsを幾人かの先生に教えてもらえました。

  • 整形外科が初診であっても内科疾患除外のため送ってしまうことが多いため、胸壁疾患の診療の機会は必ずしも多くはない。

  • 整形外科では脊椎疾患の診療が中心となり、胸壁疾患にクローズアップすることは少ない。

  • 特発性胸鎖関節脱臼はRareな病気であると思っていましたが、整形外科の先生方の半数は経験があるとのことでした。若年女性の利き腕側が多い病気です。

  • ゴルフによる肋骨骨折は左の後腋窩線上が折れやすいですが、さらに上級者のほうが上位の肋骨が折れやすく、Lead sideかTrail sideかはさほど変わらない臨床的な印象だそうです。上級者との違いは知りませんでした。トレーニングの違いなのでしょうか? もう一度勉強しなおしてみます。

  • Cervical anginaはとてもコモンなようでした。内科では原因がなにもないので紹介されてくるそうです。C5-6病変なのに小指のしびれ、という乖離もよくあるそうです。Myelopathicな要素が関与している症例でしょうか。

後会も大変よくして頂きました。ありがとうございました。

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