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名古屋掖済会病院 定例会

定期的にお邪魔している掖済会病院の症例検討会です。

今回は参加前に山本屋総本家で味噌煮込みうどんを頂いていきました。

蓋が鍋と合ってないのにお気づきでしょうか?

おそらく作るときには別の蓋がのっているものと思われます。

だからあまり熱くなくて素手で開けられます。

そして取り皿になるというのが名古屋流。

1年ぶりに名古屋めしを頂きました。

症例の一部をシェア(確定診断できてませんが)

初老女性の1カ月続く発熱、肝障害。画像上は異常がない。 伝染性単核球症、結核は鑑別の上位。LDH高値はないものの悪性リンパ腫の可能性、肝障害は典型的ではないものの筋肉痛が目立っていたこと顕微鏡的血尿があることから小血管炎を対抗馬にあげました。 無痛性で視覚異常や羞明を伴わない赤目を呈していたとのことでこれが診断のとっかかりとなることを期待しました。しかし、幸いなことに私の診察時には眼所見も全身症状もすでに改善しており、眼瞼結膜まで充血している結膜炎だったのか、上強膜炎もしくはSuffusionだったのか分かりませんでしたが、上強膜炎であれば当然血管炎を考えます。 結膜炎とすればウイルス性が多いです。疼痛や眼脂は一切なく単純ヘルペスや直接の細菌感染とは考え難いです。わずかな咳はありましたが皮疹はなく麻疹らしくはありません。CMVやEBVでも結膜炎を伴いうりますが、既感染パターンでした。レプトスピラのリスクは聴取できませんでしたが(台風の後片付け後と発症でしたがその翌日には発症したそうなので潜伏期5-14日のレプトスピラのリスクではないと判断)、自然軽快してなければ治療したと思います。 結核の否定は困難ですが肺野病変なくT-SPOT.陰性で積極的に疑う所見は得られていません。 アレルギー性や接触性(コンタクトを含む)の要因はありませんでした。 川崎病やTSSの所見はありません。 結膜にもリンパ組織がありますから悪性リンパ腫でも結膜炎はくることありますが、濾胞状の結膜炎が典型的です。これは今回は違うでしょう。

歯切れは悪いですが、レプトスピラもしくは何らかのウイルス感染疑い、と考えました。

初老男性の原因不明のCRP高値  1カ月以上続く。動きたがらない以外に特記すべき身体所見はなし。 ガリウムシンチまでふくめて検査異常なし。 NSAIDで炎症消失。 おそらくですが、椎間関節の結晶性関節炎と思います。 Gaシンチは肝への集積が弱く、椎体への集積が正常範囲ですが目立つと思いました。SPECTーCT fusion画像では、一部は椎間関節に一致して集積を認めます。 動きたがらない理由の一つはそれだったのではないかと思いますが、この方も、もう良くなられており、所見を誘発できず、あくまで推測です。

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