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適々斎塾 エキスパートとともに考える症候学セミナー 2

初日が終わりました。写真撮り忘れたので2日目の長尾先生のレクチャー風景をパチリ。

森川 暢 先生(東京城東病院) 頭痛 森川先生お得意のフレームワークの話。 食欲不振にGERD-PPI Gastric Endcrine Respiratory Drug neoPlasm Psychological Infection/Inflammation

頭痛にはTOSS T Time course O Onset S Situation S Severity

数年ぶりに聞いたらフレーム法にも磨きがかかっていました。

久しぶりだったので、日が変わるまで語ってしまった・・・

上田剛士(洛和会丸太町病院) 腰痛

  • 体動で誘発しない腰痛は内臓疾患を考えるが、腹部大動脈瘤破裂は体動で痛みうる

  • 中高年で1か月改善しないもしくは体重減少を伴えば悪性腫瘍を危惧する

  • 若年者で1か月改善せず、運動で改善するならば脊椎関節炎を疑う

  • 慢性腰痛に重要なのは生活指導(減量・禁煙・運動)で薬剤ではない

  • 膝下まで放散する疼痛があれば椎間板ヘルニアを疑いSLR試験を行う(Slump試験はデータ不十分)

  • 高齢者の前屈位で改善する間欠跛行は腰椎脊柱管狭窄症を疑う

  • MRIではSedimentationも参考に

  • 両側の坐骨神経痛、進行する下肢神経所見では馬尾症候群を疑いコンサルト

  • 尿閉、排便不能、サドル麻痺はもう遅い(White flag)

石井義洋 先生(県立宮崎病院) 意識障害

  • 意識障害+吐血=消化管出血→緊急内視鏡』と安易に判断してはいけない。

  • 頭蓋内圧亢進から頻回に嘔吐することもある。

  • 両者を見抜くポイントの一つは血圧である。

  • 四肢運動麻痺や球麻痺症状を呈するより先に呼吸不全で発症する筋萎縮性側索硬化症や重症筋無力症、また、急速に運動麻痺が進行し呼吸筋麻痺に至るギランバレー症候群や中毒(ボツリヌス、テトロドトキシンなど)もある。

2日目は以下のメンバー。 長尾大志 先生(滋賀医科大学 呼吸器内科) 慢性咳嗽

石井義洋 先生(県立宮崎病院) リンパ節腫脹

上田剛士(洛和会丸太町病院) 全身倦怠感

金澤健司 先生(加古川中央病院) 胸痛

神谷 亨 先生(洛和会音羽病院) 腹痛

これらはまだまとめていません。 ここは研修医の先生にまとめてもらって院内フィードバックしてもらおうかな・・・

現在講演直前です。今回はスライドの表紙が結構良いと思っていますが、この講義のせいで会場には倦怠感と疲労感にあふれてしまうのではないかと不安に駆られています。眠気を覚ます舞妓はんヒーヒーのお菓子をお土産に持参はしましたが。

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