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入浴中突然死症候群を回避する

  • U
  • 2018年12月23日
  • 読了時間: 1分

「在宅新療0-100」で連載しております「在宅患者の増悪・急変を見抜く 入院を回避するための気づき,アセスメント,エビデンス (11)」の2018年12月号は

「入浴中突然死症候群を回避する」でした。

在宅あるある絵日記 今日も訪問日和 (21)も偶然なことに「死ぬ前にお風呂に入りたい!」を扱っておりました。

入浴中の突然死は非常に多く、

高齢者の入浴中突然死が多いのは入浴習慣のある日本独自のものです。

入浴中突然死は冬に多いですが、寒い(温度差のある)脱衣所と浴室の温度に関係があります。

しかし寒冷刺激による血圧上昇では浴室内での死亡が多い事が説明がつきません。ここでは詳細は述べませんが、最も多い死因である溺水を防ぎ、かつQOLを向上させる入浴方法は脱衣所を暖めることです。その根拠については本文をお読みください。

なお、運動強度から判断すれば、シャワーが浴びられない状態とは着替えもできないような状況です。また坐位で入浴させられないのは音楽鑑賞もさせてはいけない状態です。

血圧が少しばかり高いからといって入浴を見合わせる根拠は何もありません。日本人にとってQOLを大きく改善する可能性のある入浴は、可能な限り行えるように配慮して頂きたいと思っています。

 
 
 

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