GW連休中出勤のため代休をどこかでとれることになりました。
土曜日は午前中回診があるのでそれを終わらせてから適々斎塾に参加することにしました。
本日は自分の講演がないのでスライドチェックの必要もなく、傍観者として参加できました。
適々斎塾の良さ:研修医~ベテラン医師が一緒に学ぶ。受講生も気楽に参加できる。
輻輳反射を実際にお互いに診察するなど、リアリティを持たせた講義が良いと思いました。特に最近の学生さんは勉強する方法には困っておらず、情報は沢山持っていますから、あとはいかにその情報を生きたものにするかが大事。
なお、明日は丸1日のレクチャーです。私は最後に「エビデンスに基づく日常診療」を講演します。
かつては経営資源としてヒト、モノ、カネの3つが重要でしたが、近年では「情報」が重要視され、また最近ではあふれた情報をいかに効率よく制御するか「時間」という概念が重要視されているようです。Pubmed収載されている論文だけでも年間130万本という超情報化社会において、私がどのように論文と接しているかを紹介する予定です。
臨床的疑問は小さなものでもちゃんと調べること。ただし二次文献が利用可能ならば効率よく二次文献からあたること。それができてからRCTに手を出して目の前の患者に適切に外挿できるようになるのが研修到達目標。
自分が学んだことを誰かに教えることは、自己実現に有用なステップ。
「ハーフの女の子が魅力的にみえる理由」「屁理屈を言ってよいとき、言ってはならぬ時」など、脱線を繰り返しながらも論文検索が役立った事例をいくつか紹介しながら、臨床医にとってどのように論文と触れ合うのが効率的か、考える機会になればよいと思っています。