ケアネットで連載していたシリーズがDVDとなりました。
動画だと伝えやすいことが沢山あります。閉鎖孔ヘルニアの診察として重要なHowship-Romberg徴候は「靴の裏をみる肢位」として広めていますが、実際にそんな肢位をさせたら転倒してしまいますので、ベッド上で行います。
頸静脈も動画だと分かりやすいと思います。研修医教育用に動画残しておいてよかった。頸静脈基部圧迫、腹部圧迫、ポストイットなど色々工夫あると思いますが、いくつか実例で紹介。
数日前の講演会でも幾人かが質問してくれた興味深い所見。頭を打診して診察するなんて違和感あるかも知れませんが、使える所見だと思います。CT検査の前に是非お試しください。
内容は私の講演会で鉄板となっている「高齢者身体診察」と大差ありませんが、スターウォーズのようなセットのお陰で、かっこよく仕上がっています。以前の撮影の時よりも編集技術が高くなっています。医学の世界もメディアの世界も同じですね。取り残されないようにこれからも頑張って勉強したいと思います。