ケアネットの人気シリーズ:Dr.林の笑劇的救急問答のDVDを頂きました。
現実感を感じさせる症例提示に
真面目な解説あり
そして何より笑いあり。
素晴らしい表情です・・。
楽しく学べるこのシリーズも、もう15シーズンとはさすがです。とても真似できない領域です。
さて、今回はなぜ献本(正しくは献DVD)頂いたというと、本編内で私を紹介頂いたとのことだったからです。ありがたいお話です。ちょうど上の写真を見かけたので、私がHowship Romberg signをガムふんじゃったサインとして教えているのを、紹介して頂いたのだと思って一生懸命、その回を見直してたのですが、私の名前はでてこない(ガム踏んじゃったサインは「高齢者診療で身体診察を強力な武器にするためのエビデンス(シーニュ社)」で私が取り上げたのがオリジナルだと思います)。
あれ、おかしいな・・・と、諦めて他の回も見ていたら、最終話で紹介頂いてました。
症例は腹痛だけど腹腔内には何もなしという症例。
私がNHKのドクターGで症例を出したのは膿胸でしたが、いずれにせよ胸膜病変で下腹部痛が出現しうるというパールでした。その時の事を覚えて頂いており紹介がてらCarNetTV/DVDの宣伝までして頂きました。多謝。
今回の症例は下肺野背側に胸膜を巻き込んだ肺炎症例。ちゃんと疑わないと単純レントゲン写真正面像だけでは見落とすかも知れないような肺炎。こういうのとても教育的な症例だと思います。
なお、このDVDは前巻・後巻に分かれていて以下の8つが収録されています。
第1回 この腹痛!原因がわからない
第2回 コワい腹痛!お腹が柔らかいのに?
第3回 身じろぎできない腹痛!急性腹症?
第4回 痛みに波がある腹痛!腸閉塞?
第5回 腹痛の原因は!病態生理で考える
第6回 その腹痛!筋骨格・皮膚・神経も考えよう
第7回 腹痛なのに!全身性疾患・慢性疾患って反則?
第8回 腹痛は遠方より来る?
いずれも気になる内容ですが、研修医が疑問に思うこと、見落としがちなこと、トリビア的な事をうまく取り入れながらまとまった内容となっています。以前聞いた話だとケアネットTVで視聴が多く、DVDの本数はさほど出ていないとのことですが、DVDだと再生速度の微調節もできるので個人的にはDVDも好きです。
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