精神科と身体化の狭間の病態を精神科寄りの目線から解説している。臨床的に悩むであろう症例を取り上げ、精神科医どのように考えアプローチするかの例を教えてくれる。堅苦しい診断基準を解説するのではなく、患者から得られる所見をどのように解釈していくかを知ることができる書籍。
高齢者の精神面をすべて「なんらかの認知症」もしくは「せん妄」ぐらいにしか分類していない研修医がいたら、是非読んで欲しい書籍である。これは精神科でしょ、と丸投げをしてしまっていた内科医にもお勧めである。
注:更新が滞っていますので、最新情報は公式ウェブページ参照ください。
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