鈴木 慎吾先生の新作を頂きました。前作「外来診療の型 同じ主訴には同じ診断アプローチ!」からまだ2年ほどしか経過していませんが、続作が発刊されたのは、前作の人気があったことを物語っています。初期研修医の外来診療教育が重要視されているので、こういった書籍はありがたいですね。
よくある主訴に対する問診・身体診察・検査等に際して、著者オリジナルの「型」を活用し診断に導く「外来診療の型」の続編。診断の流れと文献の活用・解釈法を中心に診断推論の基本を扱った総論と、外来での遭遇頻度が高く原因特定が難しい6種の愁訴(めまい・一過性意識障害・倦怠感・関節痛・しびれ・発熱)を取り上げた各論の2部構成。各論は対話形式で“熱心な指導医”と共に問題点の明確化、疾患の想起と検証を疑似体験でき、「診療の型」が身につく。
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