現在、注目度が非常に高くなってきる自己免疫性脳炎に関連するハンドブックが販売されました。某サイトで25日にポイント還元が高いために25日に購入しようと買い物かごにいれてありましたが、その前日に献本頂きました。これは大変うれしいです。
自己免疫性脳炎は近年、非常に注目されています。様々な抗体が測定可能になったこともありますが、特に高齢者の亜急性進行認知症・意識障害、難治性てんかん、若年者の非典型的な精神病では特に高頻度と思います。丸太町病院は150床の小さな病院ですが、月に3例も自己免疫性脳炎の入院があったこともあり、もはや神経内科の先生だけではなく、救急診療に携わる医師や総合診療医、内科医にとって、熟知しておくべき疾患と認識されるようになってきています。
ハンドブックというと、簡単な手引きぐらいのイメージをされるかも知れませんが、内容に重みがあります。自己免疫性脳炎の歴史、各種抗体の解説、各種疾患群の病理・検査・治療法についてしっかりと書かれているので、読みごたえがあります。今日にでも突然受診する人がいるかも知れない疾患だけに、お手元に一冊備えておきたい書籍ですね。
なお、現在Amazonでは謎の高価格になっています。他のサイトでは7920円で購入できますので、購入の際には値段を確認してお求め頂くのがよいかと思います。
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