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第26回日本病院総合診療医学会学術総会に参加しました

名人に挑戦!ケースカンファレンス!〜 帰ってきたドクターG 〜

というタイトルで、私の学生時代の指導医であり、後期研修先を斡旋してくれた鈴木富雄先生と共演させて頂きました。

本来はぶっつけ本番が醍醐味の企画であったと思うのですが、症例の流れを知るとどうしても共有したくなる身体所見が二つあったので、直前に作成したミニレクチャーを入れてしまいました。


症例は、上腕痛を主訴として、頸部~胸背部痛のある患者さん。

一見、肩痛のようにも思えましたが、上腕把握痛が目立ち関節疾患ではない様子。かつ下半身の症状がなく筋酵素上昇もないので筋疾患でもなさそう。これはArm Squeeze試験を知っていると、正解に近づけそうです。

頸髄由来を疑えれば、腱反射をみるときに”Inverted reflex”に注目すべきです。下肢バージョンや、腹壁反射解離も亜系として知っておいて良いですが、まずは腕橈骨筋反射を確認する時に、肘屈曲を認めない一方で(C5-6下位ニューロン障害)、手指が屈曲する(C8上位ニューロン障害)かどうかに注目したいです。これは腕橈骨筋逆転反射と呼ばれる頚髄症に特徴的な所見です。

この動画は原著論文からアクセス下さい。


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