総合診療 2020年 2月号の特集は
いつ手術・インターベンションに送るの? 今でしょ! 今じゃないでしょ! 今のジョーシキ! 【循環器・消化器・神経疾患編】
です。
私の連載は 腹壁の神経痛 です。
l 帯状疱疹の皮疹は遅れて出現するため感覚過敏で早期に疑う。
l 腹痛を来す帯状疱疹では腰背部にのみ皮疹を伴うことがある。
だから腹痛患者では背中をみないといけない。しかも、背部をみたとしても下手にDermatomeを考えて限られた部位だけの診察すると、皮疹を見落とすかも知れない。適々斎塾で教えてもらった「新デルマトーム」。確かに帯状疱疹でこの分布になっています。実際の症例の写真は書籍で確認下さい。
l 下位胸髄レベルの帯状疱疹後に遅れて偽性腹壁ヘルニアを生じることがある。
仰臥位の診察で満足するなかれ。疑えば立たせて診察。
l 腹直筋外側縁にピンポイントの圧痛を認め、感覚過敏やCarnett試験が陽性であればACNESを疑う。
Anterior cutaneous nerve entrapment syndromeは有名になりました。私の外来にもよくこられます。が、LACNESやPOCNESにはなかなか遭遇しません。でも一応知っておきましょう。
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