General Medicineを学ぼう!」という内容です。
真田十勇士ならぬ、様々なバックグラウンドもつ「Generalist十勇士」の皆さんが、 参加者全員と一緒になって、縦横無尽にディスカッションを展開します。 大変充実した日曜日のひと時となることを確信できます。
皆様! 盛りだくさん過ぎるようにも見えますが、最初から最後まで一緒に完走いたしましょう!
私は午後の部にしか参加していませんが、それぞれの講師がテンポよく講演していたので、とても楽しめました。
30歳台男性 移動する胸痛 バイタル安定 胸膜摩擦音あり 採血で炎症所見あり CTで胸膜に接する楔状陰影 ⇒ 最も否定すべき疾患はなにか?
答え:肺塞栓症/肺梗塞
何でも食べちゃう高齢者。激しい腹痛で消化管穿孔と診断。CTで胃内に食物様の塊? 診断はなにか?
答え:胃石による胃穿孔 むき甘栗が原因のタンニン結石であった。
食物以外には薬(特に徐放製剤はコーティーングのセルロースが原因となる)、母乳、毛髪(ラプンチェル症候群)が原因となる。
非精神科専門医だからこそ確認すべきMAPSOとは何か?
M:Mood 気分障害
A:Anxiety 不安障害
P:Psychoses 精神疾患群
S:Substance 薬物依存、物質依存
O:Organic 器質的疾患
改善しない肺炎(Nonresolving pneumonia)とみなすのは単純写真でどれほどの期間残存する陰影が目安か?
30日。実際には50歳以下では2週間以内に60%、4週で90%改善するが、50歳以上では8週以内に60%、12週で90%が改善する。COPD、アルコール症があればさらに遷延。ただしそれ以外の臨床所見が重要であるの言うまでもない。
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