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開口障害といえば・・

執筆者の写真: YY

2024年11月12日に奈良県臨床研修協議会で講演しました。

私は高齢者診察のピットフォールの講演をしましたが、研修医発表の内容が勉強になったのでシェアします。

急性に進行する、開口障害の鑑別です。開口障害はありますが、その他に膿瘍などを示唆する局所所見はありません。むしろ他の筋も拘縮しているようです。発熱はありませんが発汗があり自律神経障害を疑います。


会場からもちゃんと正解がでており、稀な病気ではありますが、研修医であっても知っておくべき疾患の一つですね。





診断:破傷風

解説:やはり開口障害がキーです。破傷風は開口障害が最も高頻度の所見ですから、開口障害の鑑別に破傷風を入れなければなりません。たとえ外傷歴が無くてもです。年齢は中年以降に多いです。局所に顎関節症や膿瘍などの問題が示唆されなければ特に疑います。後弓反張は晩期症状ですので、そこまで待ってはいけません。


 
 
 

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