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直感的なクラスター分析

  • U
  • 2016年10月18日
  • 読了時間: 2分

先日、末っ子が病気となったため、病児保育のため休みを取りました。

熱はあるものの元気で暇そうなので、以前勉強会でつかったサンプルを一通り試してもらいました。

5歳の娘によると、下写真に示すように左の➀から④までのグループに分けられるらしい。

グループ➀ :ディスカス(フルタイド®)とエリプタ(レルベア®)の手間はそんなに変わらない。シムビコートは使い方が分かりにくいけど同じ仲間。

グループ② :ブリーズヘラー(オンブレス®)とハンディヘラー(スピリーバ®)は何かをセットしなければならない同じ仲間。ブリーズヘラーの音と甘い味が最高とのこと。カプセルの取り出しやすさもハンディヘラーよりもブリーズヘラーのほうがよく、全体評価はブリーズヘラーのほうが圧倒的に高かった。しかし小児の甘味バイアスの関与が大きい

グループ③ :エアゾール(フルティフォーム®)とレスピマット(スピリーバ®)は大分違うと思ったがpMDIはどれも同じ。なぜならおいしくないから。

グループ④ :エクリラジャヌエアは別群。これはグループ➀と何が違うかというと、吸えたことがちゃんと評価してもらえること=うれしい。だそうです。このポイントだけで別グループというのは意外でしたが、ちゃんと吸えているか確認できることは、患者さんにとっては何よりも大事なポイントになるかも知れません。

子供は大人とは違って曇りなき眼で直感的なクラスター分析ができることを羨ましく思う。自分の眼鏡がいつの間にか色眼鏡とならないように気を付けたい。

グループホームでも協力してもらったら、良いデータが取れそうだな・・・・。そのうちなにかやってみよう。

 
 
 

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